「センセイ、私のときもお願いします」

新しい年が始まり、年末から気になっていた方が旅立たれました。

 

娘さんからホームページを見たので・・・と涙ながらにお電話をいただいたのが始まりでした。

 

お家で過ごされるのか、迷いながら、やっぱりお父さんと家で過ごしたいと決心された奥さん。

 

娘さん一家が家に帰ると決まった日から同居。

 

息子さんも同じく同居。もう一人の娘さんも遠方から何度も帰省。

 

長くない限られた時間を本当に大切に大切に過ごされたご家族。

 

明るく笑顔が絶えないお孫さんたちに改めて家族の大切さを知りました。

 

「家族団欒」

 

お父さんが最期の日までお父さんらしく過ごせたのは、ご家族の力。

 

最期の旅立ちの日まで、泣き笑いの毎日だったと思います。

 

旅立たれたお父さんのお顔は本当に穏やかでした。

 

穏やかなお父さんを囲み、ご家族を前に奥さんが一言、

 

「センセイ、私のときもお願いします。」

 

はい、もちろんです。一番うれしい言葉です。

 

きっと、お父さんと同じようにお母さんも大切にされることでしょう。

 

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