ご病気をしたり、お怪我をされた方に、
こっそり相談してもらえることがある。
どの方も、治療者に対する不信ではない。
どの方も、看護者に対しての失望でもない。
今の弱っている自分に、関心を持ってほしいだけ。
今、目指している場所がどこなのか、一緒に考えてほしいだけ。
そんなことを気付かせてくれた機会があった。
そのための、チーム、、、,が必要、、、イヤ違う、、、、
仲間、、、出逢い、、、うーん、、、それも違う。
誰だって、病気になったら、
そんな気持ちになるだろう。
いっぽう、
誰でも、病気の人には、
優しく手を差し伸べたいと思うだろう。
そんな事を考えてたら、
宮沢賢治さんの雨ニモマケズの一節が頭に浮かんだ。
野原の松の林の影の
小さな萱葺きの小屋に居て
東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を背負い
南に死にそうな人あれば 行って怖がらなくても良いと言い
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろと言い
もしかしたら、
宮沢賢治さんの雨ニモマケズは、
そんなことを、みんながお互いにできる社会になるよう、
願っていたのかもしれない、とふと思った。
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