介護離職を防ぎ、そして、あなたの心を守りたい。

深夜2時、お看取りをしている時、

母から電話が鳴った。

 

お父さんが、酔っ払って、

溝に自転車ごと、、、、

どうしたらいいのかしら?

 

数分後、救急外来に搬送されたと

再度電話が、母から入る。

 

章ちゃん、どうしたらいいかしら?

 

タクシーで行くように指示しながら、

死亡診断書を患者さんご家族に手渡し

実家へ向かう準備をする。

 

また、母から電話。

 

お父さん、救急外来で大丈夫みたい。

もう帰ると大騒ぎしてて恥ずかしいから、

連れて帰るわね、、、

あなたはこっちにこなくて大丈夫よ。

 

 

 

深夜2時のお看取りのあとの

父親の酔っぱらい対応に、

その後一睡もできず、

翌日の診療をスタートする。

 

 

 

 

夜中に、疼痛コントロールが難しく、

医療用麻薬を細かく調整している時、

母から電話が鳴った。

 

お父さんが忘年会から帰ってこないのよ。

どうしたらいいかしら?

 

その数分後、また母から電話が鳴る。

 

お父さん、道で自転車ごと

倒れて寝てるところを

おまわりさんが連絡してきてくれたの。

どうしたらいいかしら?

 

そのまた数分後、また母から電話が鳴る。

 

お父さんのお財布がないの、、、

どうしたらいいかしら?

 

 

目の前には、疼痛コントロールがうまくいかず、

がんの痛みに苦しむ患者さんがいる。

 

 

こんなことが、毎年4、5回あった。

 

母は電話魔という以上に、

父の問題行動も多すぎる。

 

遠くの兄弟は、良いところしか見ていない。

オヤジの好きなようにさせたってくれやと、

ひどいもんだ。

 

こんな生活を、3年前にしていたことがいつも頭にある。

幾人かの患者さんにも、本当にご迷惑をかけてしまった。

そんな状態ではプロとしては失格だった。

その当時、週に3日ほどクリニックを閉めて、

母のサポートに大阪に通った。

母のサポートが逆に仇になり、

家族と疎遠になってしまった。

 

その時の記憶は、今でもフラッシュバックし苦しい。

 

 

介護離職は、現実に起きていると思う。

あの時の苦しみは、今でも夢でうなされる。

 

 

そんな苦しみをお持ちの方、僕で良ければお話聞きます。

『ザイタク』医療は、きっと、そんなあなたを救えると思います。

 

 

 

今年も毎日ブログを書きます。

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