在宅療養支援診療所には、緊急時の入院体制はありますよ。

まさか、まさか、で、オヨヨ~な気持ちだった。

 

 

先生、やっぱりお家での看取りが不安やから、

入院しておこうと思うんです。

 

こういうコメントをよく頂く。

そりゃあ、そうだ。お看取りなんて、人生で初めての経験の事が多い。

知らないことは、不安で怖いもの。2回目なら、どうってことはない。

 

 

言うたって、人間は生まれてきて、そして、

必ず、全員死んでいくものなんやから。

身内や友人の看取りを経験されたのなら、もう大丈夫。

 

一方、

 

初めての経験を、手取り足取り、

ご一緒できる仕組みづくりに、

僕らは日夜奔走しているのだが、それを、

自分のまわりの医療関係者にさえも、

伝える努力を怠っていたことを反省している。

 

 

まさか、まさか、で、オヨヨ~な気持ちだった。

 

 

ここで改めて、在宅療養支援診療所の制度の肝をお伝えしたい。

 

在宅療養支援診療所の制度で、よく知られているのは、

24時間365日患家の求めに応じて対応できる体制をとっておくこと。

っていうのは有名な話だが、

 

それと同じくらい大切なことは、

在宅療養患者さんが緊急に、治療を要する際、

緊急時の入院体制を準備しておくことがある。

 

入院施設のない診療所の場合は、

地域連携を事前に行い、準備しなければいけない。

 

僕らのクリニックは、三田市民病院と連携している。

つまり、緊急の入院治療が必要なときは、

三田市民病院で入院治療が受けられるのだ。

 

しかし、終末期においては、看取りとなると、さらに、準備が必要だ。

ちなみに、緊急入院(三田市民病院)での看取りは、行っていない。

 

在宅看取りも視野に入れながら、やはり、

初めての経験で、うまくいかないこともある。

 

そのために、がん終末期の場合においては、ホスピス病院との連携が大切だ。

僕らのクリニックは、三田市・神戸市北区の患者さんが多く、

このエリアに所在する神戸アドベンチスト病院のホスピス病棟と連携することが多い。

 

入院ホスピス(神戸アドベンチスト病院)と在宅ホスピス(僕らのクリニック)との連携で、

入院⇔在宅の行き来をして、終末期療養することが、十分可能となっている。

この形が、日本における終末期療養の教科書的な対応であることも付け加えておく。

 

こういう具体的な情報発信に欠けていた自分を反省中。

 

 

まさか、まさか、で、オヨヨ~な気持ちだった。

 

 

もっと、詳しく知りたい方は、

僕らのクリニックの電話079-565-9911まで

 

当院には、10年以上、三田市・神戸市北区のこの地で、

地域連携に取り組んできたベテランの保健師さん(ケアマネの経験もあり)が常在しており、

そう言った入院相談を含めた相談も、遠慮なく、していただいて大丈夫です。

 

 

最近では、なんでも相談所(三田市中央町15-43)も、

三田市駅前にありますので、ご遠慮なく、

何でもご相談いただければ幸いです。

よろしくお願い申し上げます。

 

 

 

さあ、胸を張ろう。

力を抜いて真心込めて。

よかったら聴いてください。

 

 

 

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