開業以来ずっと、
市民病院の研修医を受け入れ、
在宅医療の現場を一緒に回ってきた。
10年以上一緒に回ってきた中で、
特に印象に残る研修医がいる。
あと数日の命の中、市民病院から退院し、
在宅医療を受け、お家で旅立たれた患者さん。
ちょうど、クリスマスの頃だった。
食事もまったく喉を通らない中、
その研修医とアイスクリームなら
なんとか食べられると考え、
サーティーワンのクリスマスアイスケーキを
保健師と買いに行ってもらって、
患者さんにお届けした。
数口召し上がられた患者さんは、
冷たいアイスケーキと熱い彼に、
とてもとても感謝され、数日後、
ご家族に見守られ天国に旅立たれた。
そのことが、彼のその後の研修にどう活きたかは、
今度、ザイタクを一緒に回る時に、聴いてみたい。
昨日わざわざタナカに逢う為に
振り返りカンファレンスが終わるまで、
待ってくれていた。
今年の春から、市民病院に赴任されたそうだ。
研修医に、在宅医療を伝え続け、そして、
やっと逢いたかった後輩に再会できた。
一緒に未来のザイタクを考えるなら
きっと彼だ！と心の中にあった後輩だ。
告白しよう。僕は君と、この国の
これからのザイタクを創造してみたかったんだ。
また、繋がった。またまた、拡がった。
その研修医、崎山蒼志さんにどこか似ている。
今日は、天才同志のこのコラボ曲。
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