ザイタク医療って、『その人らしさ』を支える医療だ。
『その人らしさ』を支えるってことは、
つまり、尊厳を保つ、ディグニティを保つ。こと。
医療者の一方通行医療では、いつまでも『その人らしさ』は手に入らない。
また、市民が真の医療を自分のものにできないと、真の尊厳は手に入らない。
共存を目指す時、衝突は生じる。そりゃあ、異文化の交流なんだから。
それを避け、両者が同じテーブルに付かないとどうなるか。
目の前に広がる分断。
市中は何食わぬ顔で暮らしを楽しみ、院内は患者を人質に制限を叫ぶ、、、、、
そこで孤独に苦しむのは医療者が唯一医療者で居させてもらえる患者だという皮肉。
この世のこの分断の間、こんな分断も経験した。
介護を拒否し、医療には目を瞑り、それを、尊厳とする本人と家族。
自分の弱さと向き合えないこんな自分もまた家族で、分断の主因だ。
その結果は、惨状、、、暮らしと医療介護の分断がもたらす人生の惨状、、、
誰も悪くないし頑張ってると言いたいが、そうでもない。
原因となる医療を自分勝手に提供し正義と吠える。
一方、間違いなものを拒否し、それを尊厳だと勘違い。
ここにあるこの理不尽に目を背け続け、無関心で居続け、
この理不尽から逃げ続けた結果が、この分断とこの惨状。
そろそろ限界だ。自分自身の弱さにも、がっかりだ。
自分の弱さにフォーカスしよう。
ピンボケにも程がある。呆れるほどだ。
ピンボケだと、物事がはっきり見えない。
そんな事ずっと前から知っている。
今こそ、ピントをしっかり合わせ、シャッターを切ろう。
逃げず、この現状をまず見よう。まず知ろう。
今日も逃げ出したい気持ちに襲われ、感傷に浸りかけた。
もう少しだけ、もう少しだけ、頑張れ。
ピンボケせず、ピントを合わし、
この数年の経験をまとめておこう。
『その人らしさ』って、いったいなんだろう?
本質を避け自分が弱くピンボケだったことも記そう。
題名は、誰かの小説のパクリ、『小説「尊厳死保護区」』。
このコロナ禍での母との経験は、宝物。それを小説に。
ピンボケ写真の多い最近。
この歌でも聴いて、ピントを合わそう。
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