篠山でリハビリ医をやっていたその昔。
在宅復帰を目的にという表向きとは裏腹に、
在宅療養が困難であっても機能回復の可能性のある方の入院を
阪神間から積極的にお受けし、リハビリと言う名の、
機能訓練に特化したチャレンジをしていた時代があった。
素晴らしい取り組みであったが、地域包括ケアに反していた。
地域包括ケアも、リハビリ医療も、医療保険と介護保険で成り立つ。
この医療保険も介護保険も、国民の税金で運営されている。
目先の優しさと戦う自分自身の幼稚さを今では誇りに思える。
個人的な理由だけで、使うわけにはいけない。
医学的に、医療保険的に、介護保険的に、平等でなければならない。
時に、自分に厳しく、そして、患者にも厳しく、在らねばならない。
医は忍術だ。罵られようと、貶されようと、
患者の言葉全てにイエスと言えないことだってある。
それでも、孤独に患者の命を守る。医者とはそんな生きもんだ。
今日は、うちのクリニックのメインサポーターの
僕の大好きな車屋さんのHさんが、お父上の病気の相談に
なんでも相談所にお越しなっていた。その時の話がさっきの感じ。
ちょっと、熱くなっちゃった。また来てくださいね((笑))
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、クリックもよろしくお願いします。
たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。