退院されたご主人が、奥さんに感謝のことばを話されるとき、あったかい時間が流れました。
がんの痛みのコントロールのため入院、「家に帰りたい」思いが退院につながりました。
退院された日、ご主人が話されました。
「家に帰ってきて、よかった!
最後まで嫌な顔もせず、下の世話をしてくれるのは、妻。
こうやって、家に帰れたのも妻のおかげ。
ありがたいと思っている。
ほんまに思っている。」
奥さんがそれを聞いて、
「涙がちょちょぎれる、
そんな風に思ってくれていたなんて・・・うれしい!
こんなことば、初めて聞いた!」
と、とってもうれしそう!
ご主人も奥さんも、私たちも、みんな、微笑みながら、目がうるうる・・・
感謝の気持ちを言葉にするって、できそうでできないもの。
これまでのお二人には紆余曲折、いろいろあったことでしょう!
でも、今日のこの日に、感謝の気持ちを言葉でちゃんと伝えられたご主人。
奥さんも本当にうれしかったと思います。
今日からの生活、お二人の大切な時間になりますね。
そうそう、奥さんのお味噌汁、大好きで毎朝欠かされなかったそうです。
パンにお味噌汁、だったようですが・・・