今日という日は、

今の時代に生きる僕らは、

決して忘れてはいけない。

僕らが生き続ける限り、

12年前に起こった事実を、必ず、

後世に伝えなければいけない。

それは僕らに与えられた使命だ。

この辛く苦しく悲しいこの日を、愛する日にできるまで、

この厳しい現実と向き合っていこう。みんなで頑張ろう。

今日の訪問の間、ずっとそんな事を考えていた。

最後に回ったお宅でこんな話だった。

先生、お母さん今を乗り越えたら、ひ孫に逢えるだけじゃなくて、

もう一度、歩けるようになって、ひ孫と手をつないで歩く夢、見たって良いですよね？

もちろんです。と言って家を出た。

この日を愛する日にできるまで、

僕らのできることは、こういうことだと思う。

今を一生懸命に生きよう。そして、夢を見よう。

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