やっぱ、人生経験と言う『時間』には勝てない。
先生、リハビリの事とか整形のこと、
私わからないんですよ。だから、
先生に会えて、確認できてよかったわ。
そう話す精神訪問看護師さんは、だいぶ人生の先輩。
先日の自動車事故で、しばらく訪問を休まれた。
実際は、九死に一生を得たそうだ。復帰できて良かった。
復帰後、まだ一度もお会いできていなかったので、
今日は、訪問の順番を変更し、訪看時間に合わせ、駆けつけた。
すると、いつもは少し疲れ切っていて硬い表情のお父さんが、
ぜんぜん違う、穏やかで優しい表情をして、こちらに気を使ってくれる。
みんなよおしてくれるんやけどな、ま、そやな、山田さんは、な。
お母さんも、いつもの写真整理しながら、
５０年前の結婚式の写真をコチラに示して、
ホラ見てもみい、綺麗やろ、エエやろ、って、
いつもより僕に愛想を振りまいてくれる。
何も言わなくても、お母さんも、お父さんも、山田さんも、
そこの風景になくてはならない感じで、とても優しいし穏やかだ。
これこそがザイタクなんだろうなって、また、学びがあった。
彼らの人生経験という『時間』は、やっぱりザイタクには必要だ。
これこそが、ザイタク文化の中心になくてはならない『時間』と言う宝物なんだろう。
ザイタクはやっぱり素晴らしいし、人生はきっと花開く。
今日は、僕の永遠の憧れ、吉井和哉の曲。
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