風呂、誰が決めるんや？
あ、しまった。そうだった、、、、
リハビリで生活再建だ。そして、
サイコロジカルヴィクトリーだ。
生活を決めるのは患者さん自身だ。
日常生活動作が低下している終末期。
疼痛緩和医療や、介護保険によるサービス
（特に訪問入浴サービス）、を調整してる最中、
彼の症状コントロールが、リハビリ併用で、
格段にうまくいき、意欲改善も見られている。
そんな時、冒頭の言葉が、彼の口からボソッと出た。
風呂、誰が決めるんや？
僕らは、生活再建なんて調子いいこと言いながら、
在宅ホスピスやら、介護保険サービスやら、を、
ケアマネさんらと一緒になって、
目先の調整ばかりが上手くなってしまった。
俺の風呂、誰が決めるんや？
俺は入れる思うねん。そやけど、
あんたらが決めるんやろ？
自分ちの風呂に入っていいかどうかを、
あんたらが決めるんやろ？
肝心な事を忘れてはいけない。
『ザイタク』は、僕らの仕事を、
やりやすくする場所では決してない。
患者さんの人生に触れさせて頂き、
彼らのチャレンジを支える場所。
明日、タイル張りの自分ちの風呂に、
入りたい彼を全力でサポートしたい。
僕らの明日の調整を黙って聴いてた彼は、
サイコロジカルヴィクトリーな微笑みを浮かべた。
ありがたい。ありがたい。ほんとにありがたい。
僕らは、やはりどこかで間違ってきたのだろう。
もう一度、このチャレンジに触れられることに感謝しよう。
何故か、この歌が聴きたくなった。
良かったら聴いてください。
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