『訪問リハビリテーションを話そう』④リハビリは先輩看護師さんが教えてくれた。

リハビリテーションの世界は、人の『暮らし』のために、常にある。

 

 

リハビリが学びたくて、大学院を中退し、兵庫県丹波篠山市(当時は篠山市)の

兵庫医大篠山病院にリハビリ科助教そして病棟医長として、勤務を開始。

病棟運営業務も病院主治医も初めての経験。さらにリハビリ科も初めて。

 

そんな時、リハビリテーション科の先輩医師たち以上に、

『リハビリテーションは暮らしのため』を教えてくれたのは、

病棟のおばちゃん看護師さん達だった。

 

当時のリハビリ科病床は療養病棟に30床あった。

(タナカが赴任し5床から30床に増床したのは秘密💛)

内科や外科で自宅退院できない方の病床10床もあり、

医療行為より介護行為やリハビリの多い病棟だった。

 

看護師さんの配置人数も少なく、深夜帯なんかは、

約40床を2人の看護師さんと1人の看護補助さん。

介護やリハビリの多さから、いつも人手に駆り出された。

 

 

 

 

ショータロ君、リハビリ医になりたいなら、

私らの業務の少しくらいは、手伝ってよ。

食事介助も普通にやってみといたらええねん。

リハビリや生活再建や在宅復帰やいろいろ言う前に、

まずはやってみたらええねん。出来もせえへんのに、

リハビリの指示なんて、ぶっちゃけ出されへんで。

 

 

 

定年前の病棟看護師さん達は、『暮らし』の猛者達。

28才新婚だったタナカに、『暮らし』の洗礼((笑))。

リハビリテーションの世界は、人の『暮らし』のために、常にある。

 

 

 

さんざん考えたって

答えなんて出ないし、

感動的なメッセージもないし、

でもきっと伝わりきらないから

僕はブログを書き続けるんだ。

ビーバーの『your song』。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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