『死』は大切なメッセージ。

心不全ネットワークが、一歩一歩進んできた。

 

そして、やっぱり、そこに見えてきたのは、

『死』に関してのことだった。

 

 

 

今日は、このネットワークを通してご紹介のあった、

心不全終末期の方の介護保険領域でのサポートを充実するために、

介護老人保健施設、いわゆる、老健。そのデイケアのスタッフさんと、

心不全終末期の方のご利用に関して、話し合う機会を作った。

 

今回ご利用予定の老健のスタッフさんは、熱い。

今始まりつつある心不全パンデミックの時代。

心不全終末期の方々の最後の拠り所として、

最後の時まで安心してご利用いただこうと、

全職員を上げて、試行錯誤されておられた。

 

いろんな場面を想定しながら、

ご本人やご家族のご意向に沿えるよう、

介護サービスの内容の見直しをしてくれた。

 

 

 

 

ミーティングの最後の最後で、ご利用にあたって、

一番、課題となることは何か?これが話題になった。

 

『死』に対する不安。だった。

 

やはり『死』は未経験なもの。

経験のないことは、怖いもの。

特に介護職員さんは不安な気持ちだそうだ。

 

こういうことを言っては、少し不謹慎かもだが、

その「不安」に思う気持ちを表現いただけたことが、

僕は嬉しかった。ご利用者さんの『死』に対して、

ちゃんと、関心を持ってくれてることが嬉しかった。

 

 

 

まずは、関心を持つこと。

そして、一緒に取り組むこと。

さらに、一緒に考えること。

 

これが出来れば、

大切な人の『死』から、

大切なメッセージを受け取り、

次世代に繋いでいける文化が出来る。

 

この心不全ネットワークの目指すところは、

丁寧に「患者の権利を守る」ことで、

『死』の文化を豊かにするところだ。

 

みんなで関心をもって、諦めずに取り組みたい。

 

今日の老健でのカンファレンスにも、

やっぱり、夢があった。感謝です。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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