僕らは、今はまだ『死』を語らず。

症状緩和を丁寧に丁寧に、

ご本人のご希望に沿って、

行ってきた。が、、、、

 

残念なことに、彼女や、ご家族、

そして、もちろん、僕らも、

想像していなかった変化で、

急激に症状が増悪した。

 

地域連携を普段から行っていたお陰で、

不幸中の幸い、緊急ホスピス入院で、

この地域の有名なホスピス医の先生に、

ご対応いただけた。有難いことだ。

 

ご本人の想いや、ご家族の想い、

そして、

僕ら治療者のエゴのような想いも、

揺れ動き、まとめることも出来ず、

とうとう、その時に来てしまった。

 

 

 

 

まだまだ、僕らは『死』を、

そして、『人生』を語らず。

 

僕らのクリニック内でも、今一度、

彼女との事、振り返りたいと思う。

 

今日、入院された彼女の最期の時間が

どうかどうか穏やかでありますように。

心から祈っている。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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