今日こうして少し風穴が開いた。地域に新しい風が吹き込みだした。

地域包括ケアシステムって、本当にあるんですね。

 

心不全ターミナル期の患者さん。

退院前カンファレンスでの言葉だ。

 

 

彼は、関西の在宅医療のパイオニア長尾和宏先生の恩師。

高校の先生で、長尾先生が医師を志すきっかけとなった。

高校では社会や地理を教えておられ社会学の研究をされていた。

日本の地域包括ケアシステムの歴史も学んだことがあるそうだ。

 

その彼が、2年前心アミロイドーシス(心臓の難病)を発症。

心不全に徐々に傾き、昨年秋にターミナル期に突入した。

 

急性期病院の市民病院循環器チームと地域在宅医療チームで、

心不全ターミナル期の地域包括ケアシステムの挑戦が始まった。

 

実際に、こんなにも具体的に、地域全体で、チーム医療が出来たことは、

そこに関わってくれた全てのメンバーの、努力の賜物だと思う。

尊敬と共に感謝を伝えたい。やればできるじゃん!俺たち!って。

 

そして、一番感謝をお伝えしたいのは、今、まさに、

その時に向き合っておられる患者さん、奥村先生。

 

彼は、僕たち医療者の学びに役立つのなら、そして、

地域包括ケアシステムの発展に役立つのなら、と、

全ての個人情報を公開して勉強に使って欲しい、と。

 

奥村芳和先生が期待して頂いているおかげで、今、

こんなにも素晴らしいチーム医療が展開出来ている。

 

 

 

今日は、その報告会が、市民病院の心不全研修会であった。

上の写真は会後の循環器チームリーダーと循環器病棟課長さんと

循環器病棟看護師さんと訪問看護ステーション看護師さんと僕。

 

内容は、地域包括ケアシステムこそがACPだ!って感じ。

これはまた、YOUTUBEとかで、ゆっくり話そうと思う。

 

いろんなところの壁は高く厚かったが、

今日こうして少し風穴が開いた。

地域に新しい風が吹き込みだした。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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