県立がんセンターでの振り返りカンファレンス

振り返りカンファレンスは、やっぱり大切だ。

 

僕らのクリニックは小規模だ。

お出逢い出来る患者さんも少人数。

 

だからと言ってはなんだが、

お一人お一人とのお別れから、

いつも丁寧に学びを深めたい。

 

その学びにあたって、

意識していることがある。

 

旅立たれた患者さんの人生を、僕らだけで、

支えられたわけでは、決してないってこと。

 

今日は、明石にある県立がんセンターの皆さんと、

先月旅立たれた白血病の患者さんの振り返りをした。

 

化学療法の止め時と並んで、

輸血の止め時が、難しい。

 

最後の最後まで治療に挑戦したい。

その気持ちが痛いほどわかってるつもり。

 

それでも、残念ながら、

患者さんと医療者との間には、

治療に対する思い入れのズレは、

どうしても生じてしまう。

 

今日は、そのズレを理由に、

 

支える立場の病院の治療者も、

支える立場の在宅の治療者も、

 

本当の意味で「最悪の備え」に、

向き合うことができていたのか。

 

みんなで考えることができ、

真摯な気持ちで反省もでき、

とても有意義な時間となった。

 

 

この様な機会をご準備頂いた県立がんセンターの連携室の看護師さんに、

また、この様な学びを得る出逢いとなった患者さんに心から感謝したい。

 

僕らはみんなで、全力で、

学び続けなければいけない。

 

医療者の責任を全うしたい。

 

 

がんセンターからの帰り道、

かおり画伯の個展に寄った。

 

とっても素敵な絵があったので、購入した。

なんでも相談所の目に留まるところに飾ろう。

 

 

 

最後まで治療に一生懸命だった明さん。

彼の希望の光だったスパルタノルキン。

 

今日の振り返りカンファレンス。

ずっと彼の事を頭に置いていた。

 

本当に素晴らしい学びの時間になった。

がんセンターの皆さま、ありがとうございました。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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