今日もかろうじてザイタクを走り切れた。ありがとうございました。

先生、主人、先生呼んで欲しいって。

え?頓服ですか?わかりました。

まず飲ますんですね、わかりました。

はい、お待ちしています。お願いします。

 

深夜4時の電話。転移した肺癌で、

夫が息が出来ないからとお電話だ。

先生を呼んで欲しい。って言葉。

奥さんの声も、一緒に息苦しそうで、

動悸を必死に抑えながらのご様子だ。

 

不謹慎にも、布団の中、眠気と葛藤しつつ、

痛くない死に方の映画のイケてないワンシーンの、

駆け出しの痛い在宅医を思い起こしながら、

自分はそうはなりたくないぞと言い聞かせ、

夜を駆ける自分をどうにか想像し、

それがカッコいいと思い上がって、

4時10分にジムニーに飛び乗って、

4時35分にご自宅に着いて対応を始めた。

 

用意したお薬で症状が徐々に和らいでいく。

お薬が効いたのか、僕が駆け付けたからか。

それは、良くわからないが、やっぱり正直、、

在宅医療は楽じゃない。いつまで続けられるか。

 

 

夜を駆けられなくなった時が在宅医の辞め時。

今日もかろうじてザイタクを走り切れた。

どうか神様もう少しだけ僕に在宅をさせて下さい。

 

2019年9月17日から今日のブログで丸6年となった。

皆様、読んでいただき本当にありがとうございます。

もう少しだけ、お付き合いいただければ幸いです。

今後ともどうぞどうぞよろしくお願いいたします。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

毎日読んでいただき感謝申し上げます。

良かったら、2つ共に、一日一回、

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