先生、あんなあ、、これ、、、やるわ。これな、爪とおんなじ柔らかさや。
ストローク、手首な曲がっとるやろ。あれではな、アカン。まっすぐこうや。
このピックならできると思うで。褥瘡処置終わりに、ニヤッと笑い手渡す彼。

ザイタクの日々を配信しているYOUTUBE、
シン・日刊玉手箱で僕がウクレレ弾いている姿を見て、
今日の訪問診療の時、わざわざ用意してくれていた。
爪の柔らかさのピックをプレゼントしてくれたのだ。
彼は60代後半。一人暮らし。元ギタリスト。
ローリングストーンズ好きで部屋にはギター。
バンド仲間には、今は逢いたくないと言う。
ギター弾いてるやつらが自分より下手やから、
自分が弾けないのと相まって悔しくなるそうだ。

褥瘡が急速に出現してきたり、
転倒が増え救急搬送も増えたり、
タバコが大好きで一人時間が大好きだけど、
いろんな場面で人の介助が必要になってきたり、
今までは一人通院できてたが難しくなってきた。
昔タナカと一緒にご家族を看取らせて頂いた、
訪問看護ステーションの訪問看護師さんが、
神経難病筋萎縮性側索硬化症専門病院神経内科医だけでは、
在宅生活を支えることは出来ないと考え、お声がけ頂いた。

最近、このようなご紹介が増えてきた。
地域を支えてるのは訪問看護師さん。
暮らしを支えるのは訪問看護師さん。
だからこそ、地域包括ケアシステムを、
医療崩壊の図式を、今こそ学んで欲しい。
僕で良ければ、いつでもどこでも話に行く。
訪問看護師さんの地域の作り方によって、
地域包括ケアシステムが、大きく変わる。
訪問看護の指示書は、
患者の暮らしの傍にいつも行ける、
ザイタク診療を知っている医師に。
彼の不屈な人生に花束を。
ロックな彼の暮らしを支えたい。
訪問看護師さんとタッグを組んで。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、2つ共に、一日一回、
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