地図なんかないけど歩いて探して、 人生の岐路に立つ君に渡せたらいい。

訪問ヘルパーステーションの皆さんのご依頼。

今日は『けったいな町医者』上映会&座談会。

タナカの話が聞きたいと日曜日なのに約20人。

「尊厳死」の話を中心に、熱く語り合った。

 

 

人生会議をしましょうと医療界で言われて久しいが、

その人生会議がご本人ご家族を苦しめることが多い。

 

人生の最終段階になってきているのかどうかは、

誰もわからない中、食事を摂れなくなってきた。

 

病院の先生に、「あとは胃瘻しか方法が有りません。」と。

「あとは胃瘻も必要ない。このまま穏やかでいい。」と言う、

医療依存度を下げる選択肢の提示は医療者から残念だが無い。

 

「あとは胃瘻しか方法がない。」と言われた家族は、

命を終わらせるのも、命を延ばすのも、私達と涙し、

家族で意見が割れる。結局、人生会議が苦しませる。

 

 

ご本人は認知症を発症する前、「私は延命は嫌、胃瘻は嫌」と、

しっかりと伝えたい家族に伝えておられたそうだ。だけど、、、

 

その選択を尊重できず、胃瘻で延命し、

コロナ禍で分断された2年間もの間、

病院の中で家族との面会も叶わぬ中、

ひっそりと人生を終えられたそうだ。

残されたご家族は今もまだ苦しみの中。

 

 

人生会議をして「尊厳死」なんて嘘だ。

 

では、

 

どうすれば僕らの「死」に尊厳を取り戻せるのだろう?

 

『けったいな町医者』上映会&座談会。

これを皆さんと一緒に考える勉強会にしたい。

 

 

地図なんかないけど歩いて探して、

人生の岐路に立つ君に渡せたらいい。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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