そんなことを思いながらこの人の寝顔を見ていたんです。

いつの間にか義歯も日中着けている。

気が付けばトイレ移乗も自立してる。

 

サイダーを100ミリリットル、毎回、

訪問看護さんと直接訓練もしている。

直接訓練後の腹臥位療法もしている。

 

日中は車椅子座位で過ごすことが多い。

冷蔵庫の中の飲み物を、いつの間にか、

リビングに運びコッソリ飲もうとする。

 

気管切開もあるから、もちろん、

気管内吸引もしっかりしている。

 

直接訓練中に酸素飽和度は下がるが、

10分程で回復して、呼吸変化は無い。

 

退院して4カ月が経過したが、熱発もない。

肺炎症状もほぼ無く、楽しく暮らされてる。

 

 

そんな彼の訪問診療の今日、

彼は、口パクで、話された。

 

ドンベイ、食べたい。いつからええんや?

 

病院の嚥下造影検査では、嚥下障害があり、

退院以降の経口摂取は全て止められている。

その病院の申し送りに反して、取り組んだ、

この4カ月。肺炎症状は認められなかった。

 

食べたいという彼に奥さんが、

「ダメ」と言うと、彼は言う。

「死んでもええ、食べる」と。

それを聞いて、困った顔して、

奥さんは、「死んだら嫌」と。

 

先生大丈夫なんでしょうか?先生、先生のお顔見てたら、

今にもドンベイ始めようと、そんなお顔されてるし、、、

この人、先生に逢うの楽しみで、もう今にも、ドンベイ、

やってしまいそうになるし、腹臥位してる時、穏やかに、

長い時間寝れるようになってきて、それは嬉しいんです。

腹臥位の寝顔を見てると食べれるような気もするけど、、

こんな風に成れるなんて、本当にありがとうございます。

私達二人も、ホントいろいろ頑張ってると思うんですよ。

 

嚥下障害と言う人生を大きく左右する大切なこと。

真剣に謙虚に、そして、一緒に楽しく挑戦したい。

 

 

 

 

この素敵なご夫婦の『ザイタク』に伴走していると、

ボーっと火を吹くドラゴンと戦っていける気がする。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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