この国のお家の『暮らし』は1975年を境に変わり果てた。
「病気」は悪、「介護」は苦しい、「死」は医療のもの。
経済の高度成長期、「もの」で幸せを求めた時から、だ。
医療経済が社会を回すこの国では、
製薬会社やビジネス医療が成長し、
それが一番の正義になったまま、、
その脱却を図るには、
「病気」は善。人が自分で治す時を知る。医者はその手助けをするのみ。
「介護」は楽しい。人と人の繋がりが何よりも価値があり幸せを知れる。
「死」はその人の尊厳。自分を大切に、自分らしさを最後まで求めよう。
本当の事に気付いても、ただ前を見て、
僕はこれからも『ザイタク』に邁進する。
地域のドクターが、一緒に参加した息子に質問された。
若い医療者に、『ザイタク』の魅力を伝えるには?と。
息子の答えはこうだった。
「知れば、患者さんの『暮らし』が、大切なことはわかります。」
「だけど、今の医学教育には残念ながら知る機会がありません。」
まだまだ僕は、ただ前を見て、どうしようもなく、辛くなっても、
ザイタクを知ってもらうことだけに集中していたい。そう思った。
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