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40代のKIYOさんは、
とっても綺麗で可愛らしい奥さんだった。
彼女の夫は、いつも彼女の想いに寄り添われた。
最期の時を大切にするために、
彼は仕事をテレワークに変え、
毎日を大切に大切に一緒に過ごされた。
彼女たちの最期の治療の選択は、本当に素晴らしかった。
必要以上の医療は選択されず、選択されたのは、
『彼女らしさ』という選択だった。
彼女が育てた子供たちは、必死に踏ん張っていた。
毎日、いつも笑顔でいようとした。
いよいよのときが近いある日の診察の時、僕の携帯電話がなった。
「わたしは後で良いから、先に電話に出てあげて。先生の助けが必要なのだから」
と話された。
彼女は、そのときが近いのにもかかわらず、
自分以外の患者さんを気遣う優しい心を持っておられた。
これこそが彼女らしさであり、彼女の生き方だったのだと思う。
この彼女らしい生き方も素晴らしいし、
この生き方を支えた家族もとっても素敵だった。
彼女が育てた子供たちも、きっと、
この『彼女らしい』優しい心を引き継いでいることだろう。
また、一つ大切なことを教えてもらった。
ありがとうございます。
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