「先生心は痛いわよ、夜中に時々泣いてるの」
体は痛くない、お腹は痛くない、背中も大丈夫、下腹の痛みが時々あるの。
眉間にシワを寄せながら、暗く静かに話された。
そうなんや。
ココロは?!
・・・・・・・・・・。
そりゃあ、痛いわよ、夜中に一人で時々泣いてるの。
緩和医療なんて特別なものではなくても、
普通に、医療は、人の痛みに寄り添いたい。
人の痛みは様々だ。
痛みに寄り添えたなら、医療は、きっともっと素敵なものになるはずだ。
「ほな帰ります」
病室を出ようとすると、
「もう帰るの?、、、まだ話したいのに」
寂しそうなお顔。
「じゃあ、お家に、はよ帰ってきてくださいね」
「そうね・・・どうしようかしら」
「帰ったら、病院の悪口言います?!ココで話すのは、なんだからねぇ」
彼女は、はじめは少し暗く涙目だったけど、
この会話で少し笑顔になってくれた。
眉間のシワは、ちょっとだけ減っていたし、
顔色も黄色からポッとピンク色に。
美人で可愛いお顔が垣間見れた。
疼痛緩和って、どんな痛みに対しても必要で、
そこにユーモアがあれば、もっと楽しいかもですね。
次は、お家でお逢いしましょう!!!
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