よくある話。
高齢の方と、初めての面談の日、
いよいよ迫りくるその時について、
ユーモアや笑いを意識しながら、
話をするが、なかなかうまくできない。
せんせい、あんたはココに来て、早々に、
ニコニコしながら、その時の話をするけどな、
ワシが診てほしいのは、そん時やない、今や。
今のワシの健康を支えてくれたらエエねん。
そん時が来るなんてことは、いつかはわからへんやろ。
あんたかて、明日どうなってるかわからへんのやで。
そもそもあんたは神様やないんやから、
そんな変な頭して、髭面で、ニコニコして、
なんで、たいそうな死ぬ時の話なんかすんねや?!
たしかにそのとおりだ。
医者に見えないような、
髭面で、髪型で、太っちょで、
ニコニコしかしてなくて、
どこからどうみても、滑稽だ。
あとは、もしかすると、
話術にユーモアが、
ちと足りてなかったか、、、
ユーモアと笑い、もっと修行が要りそうだ。
きっと、もっと、わかってもらえる日が来ると信じてがんばります。
惜別の念を禁じ得ません。
ご功労に敬意を表しますとともに、
心からご冥福をお祈りいたします。
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