自宅に帰ってこられて、3週間。
帰ってすぐに、
大好きなお酒の晩酌の許可を求め、
わたしの人生は本当に幸せで楽しかった、
いい旦那さんに出会えたから、
と笑顔で話された。
1週間目に、入院中に気になっていた台所の片付け。
2週間目に、お気に入りのお部屋の片付け。
3週間目に、旦那さんのお相手をして日帰り温泉に。
そして、
旅立つ日の夜中に、
大切にしていた台所をピカピカに磨き上げ、
スーッと旅立たれた。
旅立たれた彼女の寝顔は、
女の人にたくさんモテてきた旦那さんに、
ワタシが一番だったでしょ、お先に失礼‼ ニヤッ(笑)
こう話されているようでした。
そこには、妻の意地?いや、女性の偉大さを感じました・・・・・。
旦那さんは、
「一番はおまえやからなあ、、、」と
妻の手を握り、泣き崩れました。
彼は、とっても寂しそうで、途方に暮れておられました。
その傍の彼女の笑顔は、とっても優しく穏やかでした。
そのお顔は、本当に観音様のように美しかったです。
玉手箱の中身は、『ワタシは妻で女で、ちょっと観音様』だったようです。
勉強になりました。
ありがとうございます。