先生、ワタシね、どこも痛くないんよ。
でもね、ワタシね、、、
もうどうしていいかわからなくなって、、、、
みんなね、優しくしてくれるし、手伝ってくれるし、
何も怖くないし、それでもね、
ご飯が食べたくないときとか、
脚のむくみがあんまり引かんときとか、
夜中に目が覚めてなぜか涙が出るときとか、、、
どうしていいかわからんくなって、、、
自分が自分でなくなるみたいで、、、
いつも思う。医者なんてホンマ無力やな。って。
話を聞く、なんてことはいくらでもする。
そんな簡単なことならいくらでもする。
夜中じゅう、携帯電話を握って待っている。
それでも、その苦しみは救えない。
自分らしくいられなくなることは、
あまりに辛いことだろう。
想像するだけでも苦しい。
やはり祈ることしかできないんだと、気付かされる。
でも、自分が無力であることを、
正直に認められない自分がいて、足掻く。
この世から、ガンがなくなるよう祈っている。
今ガンの人のガンも消えてしまうよう祈っている。
僕ができることは、話をきくことぐらいしかできない。
謙虚でいよう。感謝しよう。日々学ぼう。努力しよう。
今週も大切な一週間だった。
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