診察の途中、彼の目から
急に、涙が溢れ出た。
堪えていたものが溢れ出た。
ある日突然、病気で下半身麻痺に。
彼は、普段の関わりの中では、
とっても明るく振る舞われる。
その彼の涙さえも笑いに変えようと、
奥さんも必死に冗談を言う。
あんた泣かんときや。
あんたの涙の顔、妹に写メ送ってやんねん。
ほんで笑ったるねん。
っていう顔は、もう涙を必死に堪えていた。
そんな妻の顔を見てまた彼も涙を流す。
病気や障害は、やっぱりどこまでいっても辛い。
泣きたい気持ちでいっぱいのはず。
そんな彼らの傍で、彼らの笑いと涙の力を
暮らしに活かせるよう、僕は訪問を続けたい。
彼らのユーモアから、またザイタクを教えられた。
今日も、やっぱりザイタクは素敵だった。
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