『死』から学ぶ。

医師になってすぐの8月。

五山の送り火の日。

彼は、一人 部屋で死んでいた。

 

 

 

研修医の過労死事件として、

今も記憶に残っている方もおられるだろう。

 

元カノの父親の突然『死』の次に、

衝撃を受けた同級生の突然の『死』だった。

 

20代前半で身近に感じた2人の『死』

 

人としての本当の優しさや

間違ったことをした時の謝罪はどうあるべきか、

 

これを教えていただいた『死』だった。

 

 

その当時の僕は、人に優しくなく、

頭を下げられない人間だった。

 

今もなお、そんな自分が時々顔を出す。

 

成長できていない僕ではあるのだが、

彼らの『死』を、決して忘れることなく、

日々自分を戒め、前に進んでいきたい。

 

そして、

 

まだもう少しあるであろう

自分の人生において、残念なことに、

これからきっと幾人かの大切な人の

『死』に向き合わなければいけないだろう。

 

その方々の『死』を大切に、大切に、

忘れることなく、多くを感じ、多くを学びたい。

 

 

今日は、長渕 剛 の曲です。

昭和が終わった時、何度も聴き、

夜明けを待ったのを思い出しました。

吹き荒ぶ強く冷たい風に抱かれてこようと思います。

今日はお許しを。良かったら聴いてください。

 

 

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