AUの通信障害の最中、15年ぶりに、
ファーストコールを取れない状態に置かれている。
DOCOMO回線をもう一本用意してあるので、
昨日今日は、職員がファーストコールを取ってくれている。
ファーストコールを取ることが、
僕の全うな医療への挑戦のこだわりだ。
僕の患者が、苦しい時、寂しい時、痛い時、
話したいのは、やはり僕だと自負している。
どんなに素敵なチームを作ったとしても、
ファーストコールは、僕でありたい。
在宅医療の世界に飛び込む少し前、研修医過労死問題に関連し、
路頭に迷った研修医時代を終えた頃、唯一の親友と大学院の机に向かい、
『全うな医療をするために』を議論したことを思い出した。
医者頭、病院頭になっていく自分達が、
いついかなる時も、患者の暮らしに寄り添い、
薬屋の手先にならず、患者に全うな医療を提供できるのか、
日々考え、彼と熱く議論した。
彼は麻酔科(症状緩和)を学んだ後、在宅医療の道を。
僕はリハビリ科・老健を学んだ後、彼に続き在宅医療の道に。
彼と話をする度に、お互いの立ち位置を確認する。
彼はとても優秀な医者だが、シャイなんで絶対に前には出てこない。
だから、彼に教えてもらった医療依存度の話なんかを
勝手に僕のものにして話しちゃったりしてるけど((笑))
いついかなる時も、
患者に全うであるためには、
しっかりと自分のクリニックを運営し、
しっかりと自分のリカバリーをして、
しっかりと自分の大切な事や物や人に時間を割け、
しっかりと自分の関われる患者の数を理解し、
そんなスマートな医療を、ちゃんと示さなければ、
アカン、机上の空論だ。という結論になった。
そういう気持ちで、取り組んで来た今、
僕らの理想のザイタク医療は、自ずと目の前にあった。
今その理想の形であることを、
通信障害というこんな事で、確認できている。
AUの通信障害も、悪くなかった。
医療依存度をコントロールし、
スモールザイタクを目指した結果、
僕がファーストコールを、多少取れなくても、
上手く行っている。素敵なチームはやっぱカッコいい。
でも、、、でも、、、、でも、、、、、
だからこそ、、、僕は、このファーストコールを
これからも僕自身が取り続けることにこだわろうと思う。
そこに理想のザイタクがあることが今回よくわかった。
一つのことにこだわって、やっていけばいい。
きっと、大丈夫だ。良かったら聴いてください。
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