その時を先送りにするために、僕らは併診にこだわり、地域医療連携にこだわっていく。

暮らしの中の緩和医療や在宅医療は、

その時を先送りにするために、するんです。

遅かれ早かれ、全員その時は来るのですけど、

出来たら先送りのほうがエエでしょ?!

 

 

先生それは嬉しい言葉やなあ、、、

妻の最近の治療の話は、その時の準備の話ばかりで、、、

正直、気が滅入っとったんです。

 

私も、もうどうでもいいやぁ、って気持ちで、

投げやりになってて、、、お薬も病院も、

正直行きたくなくなって。。。

こんなにお薬の事がわかって、減らしてもらえたら、

もう一度、治療に向けて体の調子を整えて

頑張ってみたくなりましたわ。

今飲んだお薬も、少し効いてきてやっと、眠れそう、、、

 

不安でイッパイだった老夫婦は、安堵の表情を浮かべた。

 

また、明日、お薬の調整に伺いますね。

今日は、ゆっくりお休みになってください。

 

 

 

病院主治医には、今日の彼らの様子をお電話し、

週末の外来診察でのご対応をお願いした。

老夫婦のことを遠方で案じる息子さんにもお電話で、

病院主治医に連絡したこととお薬をもう少し調整することの

2点をお伝えした。彼も少し安堵されたご様子だった。

 

在宅医療は、きっと、一番端っこの脇役がよく似合う。

それでも、孤独にもがき苦しむ患者や家族には、

タイミングよく、手を差し伸べたい。

 

 

僕らは、誰かが言ってたコレで行きたいと思っている。

 

まさかの時には結束を、

さし迫らぬ時には自由を、

いついかなる時にも愛を。

 

今日は、無性にこの歌が聴きたかった。

良かったら、ご一緒に聴いてください。

 

 

 

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