未来の話より今を見つめ抱きしめていくこと。
こんな歌詞が胸に響いた。
人生会議やACPはどこまで行っても医療者のため。
いつだって、人生の主人公は本人だ。忘れてはいけない。
未来の話より今を見つめ抱きしめていくこと。
この歌詞が、やっぱり胸に刺さる。
今週は母の死が頭に浮かんでは消え、消えては浮かび、
ずいぶんと寝れない夜を過ごした。
相続の手続きが佳境だからかなあ。
僕が連絡を取れなくなった2年間。
彼女は、遺言公正証書という方法で、
自分の人生を語ろうとした。
その遺言公正証書に書いてある誇りと感謝。
何度読み返しても、生の声はもう聴こえない。
読み返すたびに、涙が溢れる。
寂しさと悔しさと虚しさが入り混じる。
彼女の最期の2年は、どうであったのか。
タクシーで、一人、ピアノを習い、コンサートに行き、
タクシーで、一人、病院に通院し、介護保険を拒否し、
タクシーで、一人、夫の診療所に通い、税務申告を行い、、、、
母は確かに生きていたんだ。。。と、必死に思うことにしている。
もし、彼女が苦しみの解決のために向かった先が、
この遺言公正証書ではなく、主治医意見書だったなら。。。
僕は、僕の仕事を邁進しなきゃ。
でも、この仕事がこんなにも素敵なのに、
こんなにも残酷だとは思っていなかった。
主治医意見書を書くたび、頭に浮かぶ。。。。
人生会議なんて、もうやめにしよう。
今を抱きしめる仕事をしよう。
僕は、今週そう感じ、そんな風に答えを出した。
こんな心の中をブログに書くと、心配してくれる方がいる。
いつも感謝しています。こんな事書いて心配させてごめんなさい。
今、母のことで思っていることをどうしても記しておきたくて。
夜は、ちゃんとお布団に入って寝るようにしますね((笑))
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
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