独りきりでは無いという『証明』

そうかあ、お前にオンブされるとは、

ワシも思わんかったなあ、、、。

 

看取りの後、診断書を手渡した時、

彼の大切な娘さんが、話してくれた。

 

 

ワシな、一人やからな、

最期は家とか病院とか、

選ばれへんと思うてんねん。

 

最初の診察の時に、彼がそうおっしゃったのを思い出す。

 

いよいよになってきた頃から、1ヶ月。

娘さんは介護休暇を取り、大好きな父の傍にいてくれた。

 

 

この1ヶ月。

 

夏休みの孫と食事して「よおさん食べるなあ」とか。

ホスピス入院予約も娘の介護疲れを察し了承したり。

旅立つ前2日だけ使用した介護ベッドまで娘にオンブしてもらったり。

 

 

一人暮らしの彼の最期の1ヶ月は、

生まれて死ぬまで一人なのは、

独りきりでは無いという『証明』だった。

 

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

毎日読んでいただき感謝申し上げます。

良かったら、クリックもよろしくお願いします。

 

 

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村

 

 


人気ブログランキング

 

 

たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。