ROCK WITH YOU

先生、やっぱこうやってな座れてるやん私。

折れてへんと思うわ、大丈夫や、入院要らん。

 

ストロー付きコップを持参し、お茶を入れ手渡すと、

グイッと飲み干しながら、その目は真剣だった。

 

家中を這って移動し、おトイレも浴槽洗い場だ。

それでも、本人も一緒にいる夫も、ロックに生きている。

二人に聞くと、これでええ、これしかしゃあない、

そんな答えが返ってくる。ここで生きる!という強さを感じる。

 

在宅生活には、この時代、ある一定の覚悟を要する。

それはここには、多くのサービス業がひしめくからだ。

資本主義社会の陽と陰の部分が入り乱れる。

 

一本筋の通った覚悟がなければ、右往左往してしまう。

そんなロックな覚悟には、なんとしても応じたい。

 

 

 

 

一方、我々医療介護者のモラルも自分自身に日々問いかけよう。

そのサービスは必要か、その手すりは必要か、その検査は必要か?

 

 

混沌とするコロナ禍に正解はひとつではない。

それでも僕はザイタク医療の素晴らしさを信じている。

 

 

今日は、やっと、気持ちのロックが戻ってきた。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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