臨床家よ、患者のサインを見落とすな。

残された時間が短い人がいる。

その人の一秒一秒は、命だ。大切だ。

一つ一つのアプローチ全てが命を左右する。

 

その薬の選択は、その点滴の選択は、その処置の選択は?

その看護の選択は、その介護の選択は、その訪問入浴の選択は?

そのおむつの選択は、その尿ドレーンの選択は、その胃瘻の選択は?

 

 

そして、福祉用具こそ軽んじてないか?

福祉用具は、残された人生を左右する。残された命を左右する。

介護保険の導入がない場合を良いことに、目先の利益で入り込む。

そのベッド、その手すり、そのポータブルトイレ、その車いすの選択は?

 

自分の残された人生を大切にする気持ちと同じように。

自分の大切な人が残された時間が短いと思って接するように。

 

もっともっと、真剣に、その選択を考え責任を持とう。

ちゃんとチームで取り組もう。その目的は、お金か命か。

僕らは、もちろん、命を選ぶ。そうやって仕事をしている。

 

 

そして、その大切な時間は、死を待つ時間ではなく、

人生を楽しむための時間であることを忘れてはいけない。

 

臨床家よ、真の患者の声を、サインを、見落とすな。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

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