咲かせるさ 愛の花を 花束を

呼吸器疾患の患者さんがザイタクに戻ってこられる。

 

 

呼吸器症状がエンドステージにさしかかっている時、

病院も在宅も特に緊張する。予断を許さないからだ。

 

医療的な、介護的な、知識はもちろんだが

普段からの患者さんに向き合う人間力が試される。

 

今日、近くの市民病院で退院前カンファレンスがあった。

呼吸器の専門の主治医先生も、病棟看護師さんも、

地域連携室看護師さんも、訪問看護ステーション師長さんも、

新たに担当されるケアマネさんも、うちの地域連携保健師も、

そして、大切なご家族も、みんなが、残された時間を、

少しも無駄にすることなく、初めて逢ったとは思えない速さで、

準備を整え、明日の午前中に、自宅へ戻れることになった。

 

カンファレンスで、ベッド上で、娘さんとお母さんの

久しぶりの再会は、やっぱり涙が出そうになった。

 

お母さん、明日帰ろう。先生も帰っていいって。

息が少ししんどくて、娘さんのお声掛けに

頷くだけのお母さんもやっぱり涙だった。

 

 

桜の咲く頃のひ孫さんの誕生を心待ちにしておられる。とお聴きした。

 

あとは僕らにお任せください。残された時間を一日でも長く穏やかに、

そして、サイコロジカルヴィクトリーで楽しいザイタクを一緒に掴みましょう。

 

 

僕はこの歌詞がすごく好きです。

春の風を待つあの花のように 君という光があるのなら

巡り巡る運命を超えて 咲かせるさ 愛の花を 花束を

良かったら聴いてください。

 

 

 

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