この子がね、やっぱり頑張ってるでしょ。
だからね、娘の手をギュッて握ってね、
出たのよって伝えてみたんだけど、
伝わらなくてね。朝までお尻痛かったんだけど、
あっち向いたりこっち向いたりしてね、
もぞもぞ動いて我慢してたのよ。
肺炎や心不全の退院時、尿バルーンが、
介護負担軽減、本人の移動負担軽減の名のもとに、
オシッコの管が当然のように残されて帰ってこられる。
そんな時は、逆に好都合。
排泄の自立を目指すのが、暮らしを支える第一歩。
退院後二日目にしてバルーンを抜去する気になった
ご本人とご家族は、尿バルーン抜去後の初夜を越え、
初めての朝を迎え、サイコロジカルヴィクトリーを一段上がった。
昨夜、お母さんの横でぐっすり眠った愛娘さん。
お母さんの言葉を聞いて、嬉しそうに答える。
お母さんのギュッてした握手は、アナタの事を愛してるわ。だと思ってたの((笑))
二回もギュッてした握手は、お通じが出てた合図だったのね、、、
昨夜は、その握手が嬉しくって、よく寝ちゃってて、、、ゴメンナサイ((笑))
この子、ホント良く頑張ってるから、ギュッてしたけど、
すぐ寝ちゃうから、疲れてるのねって諦めて、
お尻を何度も動かして一晩我慢したのよ((笑))
朝、やっとオムツ替えてくれて、洗ってくれて、
お尻の穴が真っ赤だって言うじゃないの、、道理で痛いわけね。
次は、自分でおトイレ目指さないとね。
サイコロジカルヴィクトリーって、素晴らしい。
その会話の後の、端座位訓練では、
入院中では出来なかったフリーの端座位までなってくれた上に、
立位、そして、足踏みまで始めちゃった((笑))
さすがに、呼吸状態を考慮して、途中でストップかけたけど。
この一歩を踏み出すために、僕らは訪問を重ねよう。
サイコロジカルヴィクトリーは患者さんのもの。
今日もザイタクは素敵だった。
『初めての朝』ってフレーズで思い浮かびました。
良かったら聴いてください。
毎日読んでいただき感謝申し上げます。
良かったら、クリックもよろしくお願いします。
たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。