さあ、行こう。僕は僕でしかないんだから。

2009年3月開業の為に、クマのマークを老健の診察室で書いていた。

あれから、はや14年。祖母の在宅看取りで在宅医療を志し、20年。

 

一番身近な両親に、次は恩返しができると普通に思っていた。

 

 

一昨年、母は、母の中の医療の象徴、僕という存在を遠ざけ、

誰に看取られることもなく、73歳にしてひっそりと自宅で大往生。

死亡診断書を書くことが通常のザイタク医療の世界では

あまり経験できない死体検案をもってこの世から旅立った。

 

そして、今度は、父も。79歳の誕生日に自宅で、誰に看取られることもなく、

推定死亡時刻の書かれた死体検案書をもってして、今週、人生を終えた。

 

今日、父の戸籍に除籍とある戸籍謄本を市役所へ取りに伺った。

その欄に死亡日 令和5年3月26日 死亡時分 推定午後9時 とあった。

 

その下にある母の欄にも目を向けると同様に 

死亡日 令和3年11月8日 死亡時分 推定午後0時 とあった。

 

夫婦揃って、推定 とある。正直、今週はへこたれてる。

この現実は、ハッキリ言って、在宅医療の真逆だから。

僕への宿題を、二人揃って、同じように用意するなんて、流石だ。

 

大往生したければ医療とかかわるなと言われる時代のこんな路地裏の物語。

僕は、この真実に真正面から向き合い、人生を終えるまで、必死にあらがおうと思う。

 

 

老健で書いてたクマのマーク、純粋にザイタク医療を夢見て、自分で書いた。

原案は元カノなんだけど((笑))そう言えば、元カノが昔、僕のこと、

ミスチルの桜井くんに似てるって言ってたなあ((笑))ホントですよ((笑))

この『優しい歌』を歌う桜井くん、あの頃の僕に確かに似てる((笑))

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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