病院ホスピスと在宅ホスピスの行き来は大切。

がんの症状緩和をする時に、日常生活動作を意識する。

家で暮らしていけるために痛みを取ることは重要だ。

それでも、時に、病院ホスピスっていう空間も欠かせない。

家での症状コントロールが難しく限界もあるからだ。

 

 

先生、今回、病院行って来いって、行ってくれてホンマ良かったわ。

ホスピス言うところは、ワシな、死ぬとこや思うてたんや。

家の暮らしのこと、例えばトマトの苗植える話とか、

病院の看護師さんも一緒に考えてくれてるねん。

ほんで、痛み止めも、やっぱ、先生より上手く合わせてくれたんや。

トマトの苗も、病棟のバルコニーのプランター用に100苗ほど置いてきたで。

そやさかいに、また、あかん時は、入院して来てもええか?

 

 

病院ホスピスで、在宅ホスピスを意識して症状コントロールをしてもらえる。

僕ら在宅ホスピスでは、ここでの限界を知っているので、病院ホスピスともちろん連携する。

 

病院ホスピスと在宅ホスピスの連携は、僕らのクリニックの売りでもある。

歴史を重ね、多くの患者さんを通して、この連携をより良いものにしてきた自負がある。

 

こんなことも、

患者さんのリビングウィルや尊厳を守るために大切だと、

市民の皆さんに知っていただきたい。

 

今日の訪問の時、痛みがあって真っ暗な顔だった時と違って、

すごく優しくブライトに話す笑顔のお父さんを見て改めて思った。

 

今日はこの『ブライト』な歌。良かったら聴いてください。

 

 

 

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