まだ拍手もない僕らのステージが始まる。

今日訪問したお母さんは93歳。

1年前、発熱で入院。生死の境を彷徨った。

背部の痛みが改善せず、寝たきりの状態に。

秋に、お家でのお看取りを希望され自宅退院。

 

 

退院時、僕らは彼女の家での『暮らし』を考え、

介助用のリフトとティルト車椅子を準備する。

この2つが、何よりも、今日の彼女に繋がった。

 

今日の診察で伺ったのは、毎朝目を通す新聞の内容と、

70年前恋愛結婚したご主人からのプロポーズの言葉だった。

「お父さんな、私みたいなお嬢さんもらうのは、

家の差があってアカンかもやけど、キミと一緒になりたいんや。」

こうお声をかけられ、お付き合いが始まり、ご結婚されたそうだ。

93歳のお母さん、このお話の時、乙女の顔で頬を染められてた。

 

 

田中にとってのプロフェッショナルとは?

いついかなる時も、暮らしをあきらめない。

NHKのプロフェッショナル仕事の流儀に出演したら、

こう言う予定だ。お願いします((笑))

 

そろそろ僕らのステージの幕開けだ。

良かったら聴いてください。

 

 

 

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