この子ね、人生で一番嬉しかったんですって。
お誕生日、皆さんにお祝いしてもらって、
美味しいクッキーも届いて、本当にね、
涙浮かべて話してました。今、ベッドで、
こうなってからもね、ずっと話してました。
旅立つその時まで、家にいるだけでなく、
家の中での普通の暮らしに、挑戦された。普通の暮らしって、まさに普通に、だ。
介助が要っても、最期の最後まで移動し、庭を眺め、大好きなお母様と顔を合わせ、
穏やかにお食事をし、おしゃべりをし、おトイレに行って、お風呂に入り、時々旅に出かける。
そして、穏やかな優しいお地蔵様のようなお顔で、
大切なご家族に見守られながら、最期を迎える。
全国の仲間も、ケアエールで彼女に最後までエールを送ってくれた。
旅立った彼女も、ザイタク仲間に最期の最後までエールを送ってくれた。
『最後まで暮らしを諦めるな。』と。
ザイタクは、必ず幸運を運んでくると、彼女は信じた。
彼女の信じたザイタクは、やはり、全てが素敵な時間となった。
僕の口から伝えるよりも、近いうちに、
最愛の姉を看取った妹さんとインスタライブをしてみたい。
ザイタクは、やはり、どこまで行っても、僕ら医療者のものではない。
ザイタクは、皆さんのもの。それを証明したとても素敵な旅立ちだった。
ザイタクは、必ず幸運を運んでくる。
まるで、カキツバタの花言葉のようだ。
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