患者さんのリビングウィルは、果たして守られているのか?
スペインであった国際学会に医師ではない教授の鞄持ちで参加した。
スペインの場末の居酒屋で、教授とサングリアをガブ飲みしながら、
その大学院の教授に、『医者と患者の差別』について痛いほど説教された。
医者は、患者より圧倒的優位な立場であることをまず知りなさい。
医者と患者の間には、越えられない壁があり、差別さえあることも。
そのことに対する無関心や無知が、患者の人生を左右してしまうことも。
差別なんてこの世界にはない。って思ってた世間知らずの僕には、
それはそれはとても厳しい教えだったが、今も大切にしている。
悔しくてどうしようもなくて、その路地裏の居酒屋で泣いてたなあ、、、
だから、心を鬼にして、僕は患者さんに伝えたい。
リビングウィルは、自ら、持って欲しい。
リビングウィルは、自分自身の人生のために。
リビングウィルは、守られない。自分で守るもの。
自分事にしないと、リビングウィルを手放さないといけない世界。
そんな悲しい世界が、目の前にある事をそろそろ知ってもいいと思う。
なぜか、今日はこの曲が頭に浮かんだ。
僕は、『悲しみにさよなら』したい。
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