尼崎のある整形外科で昔々バイトしてた頃、
外来についてた仲良し美人看護師さんに
こんな不思議な質問をされた事があった。
先生、薬の処方とリハビリ処方の違いって知ってる?って。
答えはこうだった。最大の違いは、卒業が有るか無いか。
薬処方の卒業は、ぶっちゃけあんまり無くって、
よっぽど効果がない時か、副作用が出た時。
効果が無いのに増量しっぱなしの薬なんてのは最悪だ。
リハビリ処方の卒業は、患者さんの機能改善が図れた時。
患者さんの生活改善があり、自立支援が叶った時。
医療経済学の観点からは、卒業のないお薬絡みは儲かるけど、
卒業させることが目標のリハビリ屋さん関係は儲からない。
患者さんの満足度からすると、
お薬が増えるとなんだか治療してもらえた気分で満足で、
リハビリ屋さんの場合は卒業できると随分と満足度が高まる。
つまり、これらは真逆の仕組みでできている。
だから、僕は、お薬嫌いで、リハビリ大好き((笑))
こんな摩訶不思議な仕組みのこと、ちゃんと先生わかってんの?って、
その美人外来看護師さんが、院長に聴こえないように、コソッと教えてくれた。
やっぱり、ここも、大往生したければ医療と関わるな。
なんだろうか、、、、って、背中がゾクッとした記憶がある。
あーそうそう、、それと関係ある話一つだけ。
リハビリテーション関連職種の開業権がこの国には無い。
訪問リハビリステーションが設立されたなら、
患者さんの自立支援に全力で取り組み、
目先の儲けは減り、国家予算は助かるだろう。
患者さんが豊かに穏やかに自立した生活ができるなんて、
考えただけでも、とっても素敵なんやけど、、、
成功報酬のシステムが導入されたら良いのにね。
今のシステムなら、冒頭に書いてあるとおりで、
儲からない仕組みの訪問リハビリステーション設立は、夢のまた夢。
そして、儲けたい大きな組織は後ろ盾に付いてもくれないのもまた現実。
でも、後ろ盾になってくれる最大の応援団を、僕は知ってる。
だから、そろそろ、大きな声で言います。
訪問リハビリステーション設立を支えるのは、
この国の、お家に帰りたい患者さん、である。
どうぞよろしくお願いします。助けてください。
今日は、ここまで。ホンマ、最近、よく思う。
リハビリは、診療報酬のおまけやない。
リハビリのこと、なめとんか!?
患者さんの暮らし、なめとんか!?
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