昔々、開業前、大学病院勤務時代。
京都宇治の病院の総合診療部で、週一回夜診の手伝いを、
また、尼崎の整形外科の診療所で、週一回午前診のバイトをしていた。
そのどちらの外来でも思い出すのは、
スーパー外来看護師さんの存在だ。
医師の診療介助だけでなく、
患者さんの生活状況、介護状況等々、
ケアマネさんとの直接やり取りなんかもありで、
介護保険絡みの話全般も、やっておられた。
今も昔も、やっぱり、
診療所や病院の顔は、外来であり、
外来の顔は、外来看護師さんだ。
今日も、先日、病院で輸血した後、
在宅医療に繋いで頂いた方の奥様が、
こう話されていた。
「先生、在宅医療はやっぱり嫌。だって、
説明の中に出てくる『その時』って、
やっぱり、『その時』てことでしょ?
でもね、この前、先生達を紹介して繋いでくれた、
外来看護師さんは、『その時』のことを考えて、
なんてヒト言もおっしゃらなくって、ほんとよ、
どうやって『暮らし』ていけば困らないかを、
一緒に考えましょう。で、お話聴いてくれて。
その上で、そのご希望に合わせて、
ピッタリの先生を紹介するんですよって。
それからね、彼女はね、在宅医療に、
『希望の光』があるようにご説明してくれたのよ。
彼女のお陰で、お父さんこうして、先生とも繋がれたし、
お家の自慢のお風呂にも浸かることができたの。
外来看護師さんのご説明って、すごく大切だと思う。
彼女のお陰で、私達夫婦は、とっても良かったわ。」
こんなお話を聴かせて頂ける度に思う。
在宅医療を、まだまだもっとお伝えしていかなければならない。
そして、在宅医療の本来あるべき姿も、示し続けたいと思った。
絶望の中で小さな光見つけたよ。
始まっていた未来。始まっていた未来。
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