こんな時に不謹慎な話しやけど、私、こんなふうに死にたいわ。
お風呂最後に入れてもらって、みんなに囲まれて、笑顔の中、
こうやって逝きたい。先生、その時は頼むわね。
昨日、訪問入浴サービスの皆さんの愛の配慮溢れるお手伝いのお陰で、
最後の入浴が叶ったお父さんが、今朝、お姉さんやご家族が見守る中、
穏やかな、安らかな、笑っておられるようなお顔で、天国へ旅立たれた。
田舎の村の仲良しのお隣さんらが、その時が来るのを、
僕らの頻回の訪問で察しながらも、近くに遠くに、居てくれた。
せんせい、ここに車停めて行ったらええで。
先生、こっちから行くと近道やで、ハヨ行ったりや。
今日はええ天気やさかい、暖かい日やなあ。まだ大丈夫か？等々。
色々なことを気にかけ、お父さんに想いを馳せておられた。
今日、こうして、多くのお仲間の愛に囲まれた中、旅立たれた。
彼の死に装束には、大好きな海釣りの時のウエア。
村のお仲間は、彼の釣ってくるお魚のお刺し身が、
いつもすごく楽しみだったそうだ。
そんな事をワイワイやりながら、
昨日の訪問入浴の動画をみんなでご覧になり、
『ザイタク』医療が私は良い。わしも良い。
みんなコレが良い。先生頼むわ！ってなっていた。
こんな素晴らしい出逢いを、ご準備頂いた、
急性期病院の外来看護師さんらのパッションに、
改めて心からの尊敬と感謝の気持ちになった。
ありがとうございます。
皆さんが『ザイタク』に対し、
想い望むことが、とっても素敵だった。
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