『幸せな結末』をお届けできたのは、きっと病棟看護の力だと思う。

今日は、最期に新車クラウンに乗れた患者さんの

振り返りのカンファレンスが市民病院であった。

 

 

病棟で、何度となく彼は、本音を話された。

もう人生を終わりにしたいという言葉とともに、

その裏腹な気持ちの新車に乗りたい気持ちまで。

 

 

彼は自宅に戻られた時、こう話された。

「病棟看護師さんらは本当に良くしてくれた。

ワシの話を、隅々まで聴いてくれたんや。

それで、早く家に帰る覚悟ができたんや。

だから、感謝しとるんやで、ホンマに。

市民病院な、良い病院やで。宣伝しとくわ。

だから先生、もうな、クラウンも満足したし、

あとはな、スーッと眠る様に逝かせてえな。」

 

 

最期まで彼の心の支えとなったのは、

病棟看護師さんらチームの聴く力。

病棟看護師さんに聴いてもらったおかげで、

彼と彼のご家族は素敵な『幸せな結末』を、

手にすることができた。と僕は思う。

 

 

 

 

病棟看護師さんが、こう話されたのが印象に残った。

「私たち看護の力で、患者さんの夢、叶えられるんですね。」

 

地域医療は、病棟看護の力で必ず変えられる。

それを教えて頂けたクラウンのお父さんに、

カンファに参加したみんなで黙祷し感謝した。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

 

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