「退院したら、すき焼きにしてくれ。」
退院の決まった日に、お嫁さんに笑顔で注文。
100歳に近い年齢とは思えないくらい、つい数週間前までなんでもできていたとか・・・
どうしても家に帰りたいという思いとは逆に、病状は下降線。
それでも、最期は家に帰りたいという思いから、いざ、退院!
退院のお祝いはもちろん、希望通りの「すきやき」
「たくさん食べてくれた」とご家族のうれしそうな笑顔。
お肉が好きなんだと思っていたら、
「お肉はたべないんです」
「えっ!」
「なんで、すき焼き?」
なんと、息子さんがすき焼きが一番好きだから!とのこと・・・
なんだか、こころがふわっとあたたかくなりました。
翌日、穏やかに旅立たれました。
家族に囲まれて、家族団らんのすきやき、おいしかったかな・・・・。