最近、デイサービスでの急変対応について、
施設の熱い皆さんと話し合う機会が増えている。
95歳の静子さんはそのデイサービスが開設した10年前からの常連さんで、
職員さん全てのお名前どころか、ご利用者さんのお名前も知っている。
そんな彼女も利用開始当時とは違って、心不全ターミナル期になってきた。
先日の病院受診で、心臓の状況からすると、
いつ何時、何が起こってもおかしくない
という説明も受けてこられた。
今、僕らは循環器ザイタクの街づくり中。
急性期病院は、タイムリーに在宅医療に繋いでいただき、
僕らもそのタイムリーさに応じてスピード感を持って対応。
循環器疾患の対応は、何よりも、スピードとタイミング。
今日、早速ご自宅で、ケアマネさん中心に、
大好きなデイサービスの管理者さんと共に、
担当者会議が開催され、急変時をみんなで検討し直した。
会の冒頭、静子さんが話された。
私な、ちょっと前にな、夢見たんや。
良くしてくれる職員のなサエキさんな、
ホンマ優しくてな、息子みたいなもんやけどな、、
トウモロコシ畑でな、、結婚式挙げたんや。
夢ン中やけどな、私がな、ウェディングドレスでな、
待ってたらな、トウモロコシ畑の中から現れてな、
ホンマ不思議な結婚式や。それでな、目が覚めてもな、
息子や嫁にな、サエキさんどこ居るんや?
結婚式したさかいにな、ここにおらんとアカンはずや。
そうやそうや、家財道具は一式用意してあるんやけど、
肝心のお布団買うてくるん、忘れとったさかいにな、
今からお布団買いに行かなあかん、急がんと夜に間に合わん。
そんな話を、3日くらい連続で、息子夫婦に話したりしてて、、
ハタと気が付いたんや、夢の中の話やったんやな、、、って((笑))
そんな大好きなデイサービスで、私は息が止まってても本望や。
あんた等の迷惑にならんよおにしておいてくれたらそれで良い。
このお話を聴いて、デイサービスの管理者さんが意気に感じない訳がない。
嬉し涙を流しながら、このお話持って帰ってスタッフと挑戦したいと思います。
って、話してくれた。
デイサービスでの急変時対応において、
在宅医療としっかり連動することに、
挑戦しようとしてくれること、本当に頭が下がる。
デイサービスという空間は、人員配置も、設備も、
お看取り対応には、則していない。
ケアマネさんを中心にこれらを理解した上で、尚、
この静子さんの気持ちに応じようとされている。
今日もザイタクは、みんなチャレンジで、
僕はとても嬉しかった。ありがとうございます。
95歳の静子さんの言葉から、
18歳の宇多田ヒカルが歌う、
この曲が頭に浮かんだ。
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