あーーーーあんた、、、あーーー
せんせい、、かあ、、あーーー
うってえなああーーちゅーしゃ、、
いよいよの時、医療依存度を下げてると、
不思議なほど、命が長くなることがある。
でも、そうなると、今度は、
終わりを懇願される。って、事もある。
90歳を越え普段からお迎えをお待ちの暮らし。
訪問診療の度に「先生、まだか、お迎えは？」
いよいよが迫り、今日か明日となった今日は、
より切実に具体的に「さよなら」を懇願される。
せんせ、、い、、ちゅ、う、しゃ、、
あか、、ん、、のか、、もうまてんで、、、
おわり、、や、、あし、た、、まで、ま、、てん、、
そ、、んな、、やくそ、、く、、しんよ、、うで、、きん、
いまが、、ええん、、やああ、、、おね、が、いや、、
年齢も関係ない。
残された時間も関係ない。
果たして僕らには、
死を選ぶ権利はあるのだろうか？
ただ一つだけ言えることは、
そのことに無関心でなく、
決して一人にはさせない。
一緒に考え続けたい。そう思った。
今の苦しみを、直ちに終わらせること、
希望を叶えること、出来ず、申し訳ない。
お母さん指切りします。今日の訪問入浴して、
旅支度ができたら、明日必ずお迎え来ますから。
彼女は黙って頷かれた。
今日はこんな気分でした。
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