僕らはがらくた。それでも、一歩一歩ザイタク山登頂を目指そう。

ザイタク山が、目の前にそびえたつ。

 

人は誰しも、お家に居たい。はず。

 

お家が叶わなくても、居場所へ戻りたい。

 

家でも、施設でも、どこでも居場所に。

 

 

自分の居場所ってどこだろう?

 

同級生が死んだ時からずっと、そんなことを考えながら、地域医療に邁進してきた。

だから、別に自宅じゃなくても、居場所さえあれば、それでいいと思ってはいるが、

ぶっちゃけ、自分の居場所に居ることって簡単なようで結構難しい。

 

時に、もしかしたら、覚悟が必要なのかも。。。。

 

 

 

 

人工透析の止め時が迫っている。

本人は最後の最後まで透析をしたい。

だけど、入院はしたくない。

彼は、家で最期を迎えたいのだ。

だけど、ご家族は最後の最後まで、

透析をしたい彼の意思を尊重して、

介護が限界を越えている事もあり、

入院加療を思っている。そんな時、

タナカや優秀な訪問看護師さん達は、

自分達の力を100%発揮することが、

もしかしたら、罪なのかもと苦しむ。

 

想いを叶える事は、家という居場所を支えることなのだが、

家族という居場所においては、正直ご家族を苦しめることになる。

 

 

今日、機能強化型在宅療養支援診療所の月一回のカンファレンスがあった。

腎臓内科の専門医の先生に、透析の止め時について、教えて頂いた。

 

透析に生きる希望の光を見てる患者さんに、

やっぱり止め時を伝えることは難しい。

専門医であれば最後まで透析を回せるから。

でも正直なところ、長年透析をされてた方が、

透析を止めると、命はすぐに尽きる。だそうだ。

 

がらくたな僕らが彼の人生の終わりを決めていいのだろうか。

 

彼が、透析に行きたい。って思っている間は、やっぱり、介護が限界越えているご家族の入院という意に反してでも、

彼の家から、透析に通わせてあげることが、正しいことなのかもしれない。が、、、ここは皆さんと議論を重ねたい。

 

 

 

がらくたな僕達だけど、遠回りしても、迷い込んでも、

全部嫌いでも、壊れてても、二度と戻りはしなくても、

どこにもなかっても、なかったねってみんなで笑いたい。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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