症状緩和を急いでいる。
大切な時間が、少しでも穏やかであるように。
穏やかな時間が、少しでも長くなるように。
日常生活動作に合わせ、症状緩和を急ぐ。
症状緩和を急ぐ時は、訪問を頻回にする。
今日は、訪問看護ステーションの訪問看護師さんの、
入浴介助時に訪問し頓服(レスキュー)を試しながら、
入浴移乗動作を確認して、呼吸困難感や咳を診ながら、
ご本人の安楽な動きやご家族の介助方法をお伝えした。
症状緩和を急ぎながら、同時に人生会議も散りばめる。
大切な時間を、どこで、誰と、どうやって過ごしたいかを、
さりげなく、確かな気持ちを、ご家族と共に探っていく。
オカリナで演奏された「涙そうそう」の一節にある歌詞はこうだ。
おもかげ探してよみがえる日は涙そうそう。
夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す。
あなたの場所から私が見えたら
きっといつか会えると信じ生きていく。
症状緩和を急ぎながら、最後の準備を整える。
排痰困難になることも想定し、側臥位や腹臥位の練習をする。
抱き枕をご用意いただき、体位をご自身で変換していただく。
呼吸状態が一気に改善し、肺が拡がり始める。
先に旅立たれたご主人に抱き付くつもりでって、お伝えすると、
あの人、元気かしら。こうして抱き付いて眠りたいわ。との事。
症状緩和を急ぎながら、症状が随分と和らいできた。
私の娘って、先生、すごく頭が良くって、水泳も速いのよ。
娘自慢を話されるお風呂上がりの高揚した笑顔が、とても穏やかに。
帰りの玄関で、娘さんに、この大切で穏やかな時間は、
長くないことを説明し、娘さんも、同じように思われていた。
先生、母が逢いたい大切な人達に、なんて伝えたらいいのでしょう?
って、たずねられたので、いつも通りに逢いに来てあげてほしいこと、
伝えてみてくださいとお伝えした。
さてと。ここまで症状緩和を急いだので、
あとは素晴らしいチームが動いてくれる。
僕も自分の心を整えて、その時に備えたい。
良かったら聴いてください。
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